記録的な熱波に台風と、異常気象に見舞われた日本列島。しかし!酷暑にもめげず、『蒼穹のファフナー』主題歌 『Shangri-La』(c/w:『Separation』)発売を記念して、2週連続でライブ&握手会を敢行した我らがangela。
8月7日の関西篇に続き、12日に横浜で開催されたイベントの模様をココにご報告!
 
会場となったドックヤードガーデンの全景はこんな感じ。ランドマークタワーが見下ろす、昔の造船ドックの石組みを利用して作られた野外イベント会場なのだ。   ステージ上でサウンドチェック中の2人。イベント当日の12日は、薄曇りなれど日差しは強く、しかも横浜港からの海風が吹き付ける、夏休み気分満点の天気だった。
 
--いかがですか、今回の『Shangri-La』発売記念イベント、関西での反応は?
atsuko 「女の子のファンが増えた!イベントでも『わ〜、声援が黄色い!』って。(『蒼穹のファフナー』の)キャラ人気かも知れないけど……KATSUが頑張った!」
--皆さんの盛り上がり具合は?
atsuko 「もの凄く盛り上がってましたよ!(大阪の会場となった阿倍野HMVの)お店の中が売場の方まで人イッパイで。普通にCDを買いに来たお客さんが全然入れないくらいに。HMVさんに迷惑かけて帰ってきちゃったかも(笑)楽しかったけど、お店で用意してくれていたCDが売り切れちゃって、買いに来てくれたファンの方には悪かったなぁ、と」
--8月29日のライブチケットも、もう残ってないそうで。
(注…8月29日の前売り券は、通常発売開始日の受付数十分で完売)
atsuko 「sold outっていうと嬉しいんですけど、『行きたかったのに〜』っていうお話を聞くと、ちょっと悲しいですね。次はもっと大きい会場でできるように頑張ります!」
--今日も炎天下沢山のファンの方が集まってくれました。8月は22日のキャラホビ、29日の渋谷CLUB QUATTROとまだまだ出番が控えていますが、頑張って下さい!
atsuko 「気合いで乗り切ります!」
夏らしく艶やかに、atsukoの浴衣姿。ステージ上は強風で、髪をなびかせてはとても歌えないということをリハで悟ったためのお下げ髪。松浦マネージャーは、「全開のデコにatsukoの覚悟を見た」と語った。
--先週の7日は京都〜大阪〜神戸と、1日3イベントこなしたわけですが。
KATSU 「そーですね、去年行ったときにと比べてお客さんも増えて…去年は男の人が多かったけど、今年は女の子が半分以上ってのが変わったトコですね」
--なぜだろう?
KATSU 「なぜだろう(笑)?ファフナー人気?」
--KATSUさんの地道な開拓努力の成果ということで。今回は野外イベントですが…
KATSU 野外は得意分野なので。今日は8月末のライブに向けて、心意気みたいなものを出せればなぁ、と思うんですけど、もうチケットないんですよね」
--残念ながら買えなかった皆さんは、その分今日は楽しんで下さいと。今回の会場、ドックヤードガーデンで演奏するのは初めてですか?
KATSU 「以前に、ストリートで演れる場所を探している時に、みなとみらいでココのそばの、広場でできるんじゃないかな…って見に来たことがあるんですけど、『多分怒られるだろうな』と思ってスゴスゴと帰ってきました。」
--ついに念願叶ってこの地も征服というわけですね。今日は期待してますんで、頑張って下さい!
KATSU 「頑張ります!」
 
今まで数知れないライブ・ストリートパフォーマンスをこなしながらも、「浴衣で演奏するのは初めて」という、若旦那風(?)なKATSU。ステージ上では使わなかったが、こんな扇子も用意してあったのだ。
真夏の太陽も陰り、ランドマークタワーが長い長い陰を港の海面に落とし始めた17:30。司会のお姉さんの前説に導かれ、
atsuko「皆さん、こんにちはーっ!」
と、angelaの2人がステージに登場。浴衣姿の2人、atsukoには「かわいい〜♪」と歓声が上がり、KATSUに「お兄さま〜」と男女問わず声援が集まったが……
KATSU「拙者、波田陽区じゃございません!残念!」
いきなり旬なネタでオーディエンスを掴むangelaであった。てなわけで、『fly me to the sky』でライブスタート。
 
 
1曲目からKATSUはゲタを脱ぎ捨て走り回り、atsukoは「風が強いからすぐ口の中がカラカラになっちゃう」と言いつつ、夕凪と呼ぶには激しい海風に負けずに熱唱する。関東地区は、今回で3回目の『fly me to the sky』生演奏、さすがに皆さんのレスポンス&アクションも手慣れたもの。ステージ前に集まった500余人だけでなく、ドックヤードガーデンを見下ろす縁も大きな声援を送り続けてくれた。
 
atsuko「angelaでーすっ!アメリカから帰ってきました!」
8月初頭にアメリカはボルティモアに渡り、『OTACOM』(アニメ/マンガファンのためのコンベンション)にゲスト出演してきたangela。大成功に終わり、何よりも本人たちが楽しんできた海外ライブについて、皆さんにご報告。トークが通じないということで不安視されていた海外ファンとのコミュニケーションだが、KATSUは主に「maybe…」(〜じゃない?)「She's a babe.」(タイプの娘だねぇ)の2言で乗り切ったらしい。
トークに続いてはガラッと雰囲気を変え、『蒼穹のファフナー』エンディングテーマ『Separation』。
 
 
数々のストリートライブ武勇伝を持つangelaの2人も初めてというドックヤードガーデン。
それを記念してというかボーナストラックとして(ホントに当初はセットリストに入ってなかった)『明日へのbrilliant road』を。しかも、アメリカ帰りのというatsuko先生の英語による振り付け指導付き。夏休みということで、念願叶って今回がangelaライブ初参加という中高校生ファンにとっては、予想外のプレゼントになったかも。
1時間弱のミニライブ&トークイベント、早くもエンディングが近づいてきた。
最後はもちろん『Shangri-La』、今回は何と、通称「蒼穹のダンサーズ」をバックに従えた豪華バージョン!ちなみに、ダンサーズのメンバーは向かって左からお馴染みのangela松浦マネージャー、中央のやんちゃ小僧風はスターチャイルド・中西プロデューサー、そして同じくスタチャのみっちーこと森永宣伝担当。
angela史上稀に見る、複雑なファン参加振り付けをみんなで練習した後、ランドマークタワーの70階まで響けとばかりに『Shangri-La』の演奏スタート!
水鉄砲を持ち出して皆を煽るatsuko、裸足でステージ狭しと駆け回るKATSU。茜色の空に向かって投げ上げられた無数のタオル、angelaと一緒に過ごした夏のひとときの思い出として、皆の心に焼き付いたんじゃないかな?

atsuko「どーもありがとー!みんな最高でーす!!」


最高のファンに支えられて、最高のステージを見せてくれるangela。また会う日までしばしの間、See ya!
ミニライブ終了後、CDを購入してくれた皆さんのため握手&プレゼントお渡し会が行われた。

夏休みということもあってか、中高生の、しかも女の子のファンが大勢参加してくれたのが印象的(中には生angelaに感動して?涙ぐんじゃう子も!)。
陽が落ちたとは言えまだまだ暑い約1時間半、ペットボトルの水にも手を伸ばさずにひたすら皆さんと言葉を交わし続けた2人だった。
観客席には夏休みと本来無縁のハズの人たちの姿も。

XEBECの千野プロデューサーはじめ、『ファフナー』及びangela関係者が遊びに来てくれたのだ。中には、みなとみらい見物がてら、ご家族連れで来てくれた方々も。
無事にイベントを終え、お疲れさまのatsukoとKATSU。時計は既に夜の8時を回っていた。